教会報「神本」立教188年11月号が発刊されました!

  • 11月 15, 2025
  • 11月 15, 2025
  • 機関誌
  • 20view

教会報「神本」の立教188年11月号が発刊されました!

ネット上に公開できるものを抜粋、または編集して以下掲載します。

「神本」立教188年11月号

年祭を迎えるにあたり 会長 坂口里美

本日、神本分教会五代坂口武次会長の五十年祭、五代会長夫人おふさの三十年祭が大教会長様祭主の下、執り行われました。

皆様方には、それぞれご多用の中、ご都合を付けてご参拝賜りまして誠にありがとうございました。またご事情により来られない方々も、お心をお掛けくださり、誠にありがとうございます。

この度、年祭を迎えるに当たり、武次会長、おふさ奥さんの歩まれた道中を振り返りました。

戦中戦後の混乱期、正に昭和大恐慌の真っ只中、強制疎開もあり、教会の移転も何回となく行いました。

そんな中でも五代武次会長が、代々残された貴重な書類を大切に大切に移動してくださったお陰で、教会設立当初の様子や成り立ちを知ることができました。これは今を任されている私にとりましても、いんねんを自覚する上でとても大切なことで前に進むために必要不可欠なものでした。

初代を始め、歴代の先生方が、通られた道中を知れば知るほど、その御苦労の程が窺われ、代々、初代の信仰の灯火を消すこと無く、ある時は大きく又ある時は小さくなったとはいえ、今日まで繋いできてくださいました。おふさ奥さんも、陰となり日向となって信者様のたんせいに尽力くださいました。

どんな中も、子や孫、神本につながる人々の幸せを願って、しっかりと伏せ込んでくださった土台や基礎があるお陰で、今日の結構な境遇をお与えいただいていると、ただただ感謝の思いで一杯です。

今では想像もできないほどの道中であったと思いますが、親神様のご存在と教祖の親心を信じ、親神様・教祖にもたれ、理の親にすがり切るからこそ通り切れた道だったと思います。

さて、教祖百四十年祭三年千日年祭活動期間も残すところ、あと二ヶ月余りとなりました。

運命の切替えに、どんなご守護をいただけるか分からない、何よりも有難い時旬でございます。教祖は、人間の想像では計り知れない道中を、私たち人間のたすかりを願って、親神様の思し召し通り、いそいそと歩まれました。

諭達にあるように

「水を飲めば水の味がする」

「ふしから芽が出る」

「人救けたら我が身救かる」

教祖のひながたを頼りに、しっかりと心に治め、うれしい心で動かせていただき、ご存命の教祖にご安心いただき、お喜びいただきたいと存じますので、共々に精一杯の真実を伏せ込むことをお約束しご挨拶とさせていただきます。

ひながたから悟る親心

教祖が現身を隠された際の様子を振り返りましょう。

つとめは、かんろだいを囲んで行われた。(中略)陽気な鳴物の音を満足気に聞いて居られた教祖は、丁度、「だいくのにんもそろひきた」という十二下りの最後のお歌の了る頃、(中略)北枕で西向のまゝ、片手をひさの胸にあて、片手を自分の胸にのせ、スヤ/\と眠って居られるような様子であった。(中略)

教祖は、午後二時頃つとめの了ると共に、眠るが如く現身をおかくしになった。

稿本天理教教祖伝 第十章 扉ひらいて より

おつとめが終わる頃に北枕西向で現身を隠されたということですが、これを深めていきましょう。

おつとめ、特にかぐらづとめは、ない人間ない世界をつくった月日親神様のお働きを、十人のつとめ人衆が手振りに現し、心が建て替わった人々の勇みを親神様が受け取り勇み、親神様の元はじまりでの壮大なお働きを今に頂くための、世界をたすけるための手立てです。つまり、元はじまりの親神様のお働きの再現が中心になっています。

北枕西向に関して書いていきます。元はじまりの際、父親のひながたとなった、いざなぎのみこと(以降ぎ様)に月様の心が入り込んで、母親のひながたとなった、いざなみのみこと(以降み様)に日様の心が入り込んで、人間を宿し込んでくださいました。宿し込みの際に、月日両人の見ていたほうが、二神(恐らく)→にしん→西、となり、起きた時に様が向いた方が「た」、北となり、様が向いた方が「なみ」、南となり、日を西へ貸すことから、日貸し→東となりました。元はじまりの際、月様・日様と、ぎ様・み様は、北枕西向で人間を宿し込んでくださったのです。

教祖が現身を隠された際、頃合いはおつとめの終わりで、姿勢は北枕西向でした。それぞれ、元はじまりでの、月日親神様の世界創造のお働きの再現であり、人間宿し込みの際に月日親神様のとった姿勢でした。以上のことから、「おつとめの終わりの頃の北枕西向」は、月日親神様の社となった教祖が、現身を隠される際も、元はじまりでの暖かで壮大な思いを持ち続けてくださっていたことの表れであると悟れるのではないでしょうか。その思いとは「人と人とが仲睦まじくたすけ合う陽気ぐらしの様を見て、共に楽しみたい。」との、親心に溢れたものです。親神様・教祖は、元はじまりの頃から教祖の大変なご苦労の道すがらの道中という九億九万九千九百九十九年よりも長い年限、ずっとずっと、子どもである私たちが可愛くて仕方がないと思い、たすかりを願い続けてくださっていたのではないでしょうか。

そして、人間の常識からすれば、体を天に返すとは、終わりを象徴しているととらえます。しかし、教祖は現身を隠される際、これから先の事を願っていたと考えられます。

なぜならば、教祖が二十五年先の命を縮めたのは、扉を開いて世界の人々をたすけるためだったとおさしづを残してくれたからです。

これまで言うた事、実の箱へ入れて置いたが、神が扉開いて出たから、子供可愛い故、をやの命を二十五年先の命を縮めて、今からたすけするのやで。

おさしづ 明治二十年陰暦正月二十六日 より

おつとめが終わる頃に、北枕西向で現身を隠されるとは、元はじまりで親神様が思召された陽気ぐらし世界への暖かで壮大な思いを、可愛い子供である私たちのために、教祖が変わらずに持ち続けてくれ、そしてその思いのまま扉を開いてたすけに向かわれたことの表れであると、悟れるのではないでしょうか。

教祖は現身を隠されてから、魂と心は元の屋敷、おぢばに留まって、扉を開いて存命のまま子供である私たちをお見守りたすけ続けてくださっています。来る一月二十六日は教祖の年祭です。おぢばに帰り、親神様・教祖の親心に浴し、共に陽気ぐらしへ向かっていこうではありませんか。

教会からのお知らせ

去る十月二十六日の秋季大祭で団参をさせていただきました

初席者一名、おさづけの理拝戴者一名を含め、神本からの車で計七名で秋季大祭に参ることができました!

 

新よふぼく、初席者誕生です

Nさんが去る十月二十七日に、おさづけの理を拝戴しました!教会のスタッフ・坂口裕司が戸別訪問で四年前に出会い、少しずつ別席を運んでくださり、この度、おさづけの理を拝戴しよふぼくとなられました。

また、Aさんが初席を運ばれました。二年前SNSで坂口裕司に連絡をしたことをきっかけに、今回運ばれました。

共々に陽気ぐらしに向かってたすけ合っていきましょう。

公式ラインの友達登録をお願いします

スマホでより便利に機関誌などをご覧になっていただくために、教会公式のアカウントを作成しました。QRコードを掲載しますので友達登録のほどよろしくお願いします。

 

教会行事予定

  • 十一月十八日…こども食堂 午後五時~七時
  • 十一月二十三日…兵神大教会月次祭 遥拝式 午前十時~
  • 十一月二十六日…御本部月次祭 遥拝式 午後二時~
  • 十二月二日…婦人会 午前十時~
  • 十二月四日…こども食堂 午後五時~七時
  • 十二月五日…霊祭 午前十一時~
  • 十二月十日…お願いづとめと 掃除ひのきしん 午後二時~
  • 十二月十五日…月次祭 午前十一時~
最新情報をチェックしよう!